
なんでも一番だと思っている妹の一歌は、誰かをほめたら怒ってくる。
「いっちゃんのほうが一番!」
必ずキレる(笑)
めんどくさい、、と思ってる私と違って、
いぶきは「そうだね。いっちゃんは世界で一番だよ」となだめる。
ヒステリックな一歌にイラっとしても「お母さん、それは怒ることじゃないよ」といぶきに言われる。
寛大だと思う。
世界一と思ってる気の強い一歌も、一番を譲れるいぶきもそれぞれが素晴らしい。
みんな違ってみんないいって言うのなら、違うところを否定しないで違いこそが素晴らしいと受け入れられる大人でいたい。
ところかまわずキレてる一歌は、時に周りに迷惑をかけてるけど。。
昨晩、寝る前に「お母さん、めっちゃめっちゃめ~っちゃ、信じているからね!」と一歌に言われた。
世間からの信用がなくても、この子達の信用は失わないでいたい。
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今日のいぶきとの二人時間は安城のプレーパークへ。
自由な遊び場。
今日は工作したり、水遊びしたり。
水鉄砲で大人達をびしょびしょにしていましたが、誰も怒る人はいません。
みんな一緒に遊んでくれました。
「遊具はすぐに飽きるけど、ここは飽きないね」といぶき。
遊びを自分で作り、生み出す。
それを否定せずに見守ること。
何でもないようだけど、○○しない!ダメ!と言われ続けること、言い続けることってお互いにすごいストレス。
ダメダメって言葉は行為を否定してるんだけど、自分が否定されてる気持ちになるしね。

一宮市まで「生教育」を受けに来ました。
助産師さんによる命の授業。
お産に興味のある子ども達に、お産の話や体験が出来る場所をずっと探していました。
今日は性教育も生教育も学べて本当に良かったです。
心臓の音を聞いたり、赤ちゃんの体験にお母さんの体験。
どんなに自分が頑張って産まれたか教えてくれる授業でした。
参加している小さな子ども達は目を輝かせ、興味を持って聞いていました。
授業を受けた子の感想文には、「自分なんて」と思って生きていたけど、自分は大切な存在なんだと思えたと書いてありました。
お産の話を子ども達に伝えることは、子ども達の肯定感を育ててくれるそうです。
確かに「○○出来てすごいね!」って親に言われることより、
「産まれてくれて嬉しかった~」って言われる方が幸せだろう。
精子が卵子に届くまでの様子を見て、一歌は、「世界中のみんなこうやって産まれてきたの~?」と何度も聞いてきました。
四歳の一歌にどこまでわかったかはわからないけど。
授業後、「産んでくれてありがとう」と言われました。

北朝鮮のミサイルニュースを見て、
「どうして一番偉い人を、一番優しい人にしなかったの?」といぶき。
「いぶだったら、偉い人に戦争しなさいと言われても、世界中の人が怪我したり傷つくことをしたくないって断るけど、どうして嫌だって言わないの?」
日本の一番偉い人は、一番優しい人であって欲しい。。

子ども二人連れて、今日は流水プールへ。
スイミングは習っていないけど、ひたすら泳ぐことが大好きないぶき。
一つのことにはまるとずっとやり続けるいぶき。
今日は大きなプールの滑り台にはまり、ひたすら繰り返し滑っていました。
何十回と繰り返し滑るのを、ひたすら暑い中見守る。。
子どもの興味ない場所に連れて行き、ぐずられるぐらいなら、子どもの夢中になれる場所でひたすら見守る方がいい。
ただ、毎日外。。
家族で黒すぎる。。
このいぶきのしつこさに、成長する要素があるんだろう。
同じことを何十回と繰り返しているようで、毎回同じではない。
もっと早く、もっと遠くに、もっと、もっとと、何か自分で課題を決めている。
こんなに水中が楽しいなら、親子でサーフィンでもしたいなぁ。
子ども達を見ていると、自分もまたチャレンジしたくなります。

いぶきは1泊2日のキャンプから帰ってきました。
ほとんどが男の子で、誰も友達がいないのに参加したいと、チラシを見て自分で決めました。
自己紹介ではイスラムの人がかぶる頭のスカーフをかぶり、自分の自己紹介とインドネシアの女の子がホームステイに来ていることを話したそうです。
誰もそういうことをしなよとは、言っていません。
学校なんかに行っても、いぶきは不思議な行動をするけど、、
ユーモアと優しさが生きていく中で大切だと思ってるから、そのままでいい。
いぶきは小さいながらに国や宗教の違いを学び、それでも本当は何も変わらないことを知っているんじゃないかな。
偏見のない子ども達に、イスラムの人も素晴らしいことを伝えてくれたら。
いぶきにはいぶきの出来ることがある。
違いを受け入れるには、違いを知る必要があります。
子ども達はまっすぐです。
キャンプでは、ちょっと変わったいぶきも受け入れてもらえて(笑)楽しい時間が過ごせたようです。


あっという間の3日間のホームステイ。
そして、いぶきは今日からキャンプに行きました。
新しい世界に次々飛び込んで行くいぶき。
残された一歌は、いぶきと別れ、、ホームステイに来てくれたシンタちゃんと別れ、、大号泣。
いぶきは自分の心配でなく、一歌がさみしがっていないかずっと心配していました。
別れをたくさん経験している夏休み。
切ない想いをたくさん重ねて強くなって行くのかな。
○○に会いたい!と、一歌は毎日誰かの名前を呼んでいます。
ティウロンツアーに一緒に行ったメンバーだったり、村の子どもだったり、従姉妹だったり。。
会いたい誰かがいるのは幸せなことです。
五人で撮った写真は、去年、今年と我が家にホームステイに来てくれた娘達。
これからも世界中に会いたい家族を作っていきます。

今日は障害を持ちながらも世界一周をしたといううっきーさんの話を聞きに行きました。
彼は小一の時から引きこもっていたそうです。
自己肯定感が低かった子ども時代から、旅やら経験を重ねて自己肯定感を育んだのだと思って話を聞いていましたが、
引きこもっているときの自分も親は否定しなかったと聞いて、
どんな自分でも認めてくれる親がいたことが一番なのかなと。
きっと根底はそこにあるんだろう。
たくさん経験させてあげたい、○○してあげたいと思うのが親ですが、子ども達が一番望んでいるのは信じて見守ることなんだなと教わりました。
今日はこれからホームステイの受け入れです。
娘が一人増えます。
今回はインドネシアの女の子。

最近寝る前に「産んでくれてありがとう」と言うようになったいぶき。
産まれて良かったって思う時はどんな時なの?
って聞いたら
「お母さんが優しいとき」と言った。
特別なことさせる前に、母が日常を穏やかに過ごすことが大事。。
残りの夏休みも楽しもう。

今年、従姉妹と遊べるのは今日で最後。
毎日人との別ればっかりで悲しいと言ってた一歌が
「別れはさみしいけど、会えて良かったよ~ 」と鼻歌を歌っていました。
毎日が別ればっかりでなく、毎日に出逢いがあることを知ってくれて良かった~。

今日は近所のいぶきの同級生を預かったので、家の前の公園で汗だくになるまで遊び、風呂に入れました。
ただお風呂に入るだけのことが、友達と入るとすっごく楽しかったっけ。
竹の水鉄砲や、ピンポン玉、シュノーケルをお風呂に準備しました。
友達と食べる夕食はワクワクしたし。
思い出いっぱいの夏休み。
明日は一歌が初のフリースクール。
その翌日はいぶきがキャンプと続いています。
「今日、お母さんも一緒にお店屋さんごっこ、楽しそうだったね!」と子ども達。
子ども達の笑顔がたくさん見られる夏休みは親も楽しい。

ボルネオ島のティウロン村の笑顔を守りたいと活動してきた中に、植林活動があります。
日本が東南アジアからたくさんの木を伐採していることが、現地の人々の生活を苦しめていると知って。
いいことをしてるんじゃなく、日本の尻拭いをしているような気持ちもありました。拭える程でないこともわかっているけど。
そうしたら、今度は日本オリンピックのスタジアム建設のために、安価なボルネオの木を伐採する可能性があるとの情報を見ました。
先週もボルネオに植林活動を兼ねてツアーしたばかり。
何をしてきたんだろう。ツアーも、この10年も。
10年前に植えた苗木が立派な木になっていて、嬉しかったんだけど。
村人の笑顔が見られて嬉しかったんだけど。
簡単に伐採されていくんだね。
16年通い続けてきたボルネオ島。
築いてきた関係。
ばっさり切られるような感覚。
この16年間。たくさんのはげ山に、たくさん伐採された木を乗せたトラックをずっと見てきました。
植林した後にむなしくもなったけれど、1つの苗木に実る果実が、今後どれだけの人の生活を支えるだろうかと、小さな苗木の可能性を信じていました。
「無力と微力は違う」という言葉が、原動力になっていたけど、
今までが無力だったのかとショックを受けました。
何をしてきたんだろう。。
、、、10年で意味がないなら、もう10年頑張ってみようか。
婆さんになるまで、通い続けるかな。
「ティウロン村の笑顔を守りたい」
その気持ちはやっぱりずっと変わらないから。
http://www.foejapan.org/forest/library/161206.html

車、何故かエンジンがかからない。。
車をつかわないで、遊びにいける場所は?
と子ども達に聞いたら
「アメリカ!」
「マレーシア!」
「タイ!」と返ってきた。
確かに飛行機。車はいらないね。
ネガティブな状況も発想のお陰で明るくなるね。
暑い中、バスはなかなか来ないし荷物は重かったけど、子どもにはたまにのバスも楽しそうでした。

昨日一歌は初のお泊まり。
何でもお母さんと一緒じゃなきゃ嫌だった一歌が、いぶきも一緒にですが、従姉妹と旦那の実家にお泊まり。
いぶきは、何でも一人でやってみたい、行ってみたいタイプだった為、ずっとべったりの一歌には戸惑うこともありました。
旅から帰って、自信のついた一歌は色々挑戦したくなり、お泊まりもその一つ。
いつもの一歌を知ってるお義母さんからは、「あさひちゃんも一緒に泊まる?」と聞かれましたが、私が一歌の成長のチャンスを奪ってはいけない。
預かってくれたお義母さん達には迷惑をかけてしまうけど、この小さなことが、一歌には大きな自信になる。
預かってもらえたことに感謝です。
夜も泣かずに寝てたと聞いて、勝手に子どものことを決めつけてはいけないなと。
過保護は子どもの成長するチャンスを奪ってしまう。
たくさんつまずいたらいい。
一歌はみんなと別れてから涙をぼろぼろ流したようです。
それをいぶきが抱きしめて。。
みんなと一緒にいたことがよっぽど楽しかったんだね。
笑ったり、泣いたり、出逢ったり別れたり、たくさんの経験がある夏休み。
また一つ大きくなったね。

旅から帰っても子ども達は毎日フルパワーで遊んでいます。
旅のお陰で、甘ったれな一歌も少し自立が出来て、自分からフリースクールに行きたい!とか、お泊まりキャンプに行きたい!とか言うようになりました。
夏休みは冒険がいっぱい。
お金にはメリハリつけて、節約するところはとことんするし、旅や経験には思い切りつかいます。
ホームステイにキャンプ、旅、一ヶ月の夏休みにいつもジャンプするように急成長する子ども達。
夏休みは私も予定を入れず、子ども達にとことん付き合います。
夏休みが3ヶ月ぐらいあったらいいのに。

FBなんかを見ていると、
承認欲求が強い気がするこの日本で、何を承認してもらいたいのかと不思議に思う。
途上国から帰ってみれば、インスタ受けするスポットなど、テレビでやってたりして。
自分が楽しむ場所でなく、人から洒落て見える場所が注目されてる。
他人からの評価より、自己評価が自分を幸せにするし、自分が幸せだと感じられるのなら、人にわざわざ幸せを承認してもらう必要なんてないのに。。
何もない場所から帰ってきて、何か乏しさを感じてしまう。
日本の幸福感が低いのは、他人に幸せの価値観をゆだねているからだと思う。
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